「起業は危険」は昔の話?51歳の氷河期世代が語ります|セカンドキャリア起業シリーズ#04 - YouTube

今回は「起業は本当にリスクなのか?」というテーマでお話しました。一般的には、・起業=危険・正社員=安定というイメージがあります。しかし、今は本当にそうなのでし…

「起業はリスクだからやめておけ」は本当なのか?

「起業は危険」
「会社員の方が安定」

これは昔からよく言われてきた考え方です。

特に中高年の方や、これからセカンドキャリアを考えている方の中には、

  • 独立したい気持ちはある
  • でも失敗が怖い
  • 家族もいる
  • 今の仕事を辞めるのは不安

という方も多いのではないでしょうか。

しかし、本当に
「起業=リスク」
「正社員=安定」
なのでしょうか?

今回は、中小企業診断士として多くの経営者を見てきた立場、そして自分自身が氷河期世代として会社員・フリーター・独立を経験してきた立場から、このテーマについて考えてみたいと思います。

昔の「起業=危険」は本当にそうだった

まず、「起業は危険」というイメージですが、これは昔はある意味正しかったと思っています。

私が大学生だった30年以上前は、ちょうど携帯電話が出始めた頃でした。当然インターネットはありません。

当時、事業を始めようと思うと、

  • 事務所を借りる
  • 電話を引く
  • 事務員を雇う
  • 店舗を借りる

こういったことが前提でした。

つまり、スタートした瞬間から大きな固定費が発生する時代だったのです。

例えば今なら、

  • スマホ
  • ホームページ
  • SNS
  • ネットショップ

などを使えば、一人でも事業を始められます。

しかし当時は、電話対応だけでも人が必要でした。

物販をするにも、ネットショップという選択肢はなく、店舗や催事販売が中心です。

つまり、昔の起業は「大きなお金をかけて始める」のが普通だったため、失敗した時のダメージも大きかったのです。

今は「小さく始められる時代」

一方で、現在は前提条件が大きく変わっています。

例えば、

  • コワーキングスペース
  • レンタルオフィス
  • シェアキッチン
  • キッチンカー
  • ECサイト
  • SNS集客

など、低コストでスタートできる環境が整っています。

スマホ1台で仕事ができる業種も珍しくありません。

つまり今は、

「いきなり大きな借金をして起業する」

だけではなく、

「小さく始める」
「副業から始める」
「試しながら始める」

という選択肢が増えているのです。

この変化を考えると、昔のイメージのまま
「起業=危険」
と考えるのは、少し時代とズレてきているようにも感じます。

正社員は本当に安定なのか?

一方で、起業の対比としてよく出てくるのが「正社員=安定」という考え方です。

しかし、私は中小零細企業を中心に働いてきた経験から、正社員時代に「絶対的な安定」を感じたことは正直あまりありません。

最初に入った会社は、すでに倒産しています。

また、経営幹部として会社の数字を見ていた時期もありましたが、

「これは危ないかもしれない」

という場面は珍しくありませんでした。

これは中小企業だけの話ではありません。

例えば、

  • 銀行の統合
  • 大企業のリストラ
  • 日本航空の経営破綻

など、大企業でも環境変化は起こっています。

つまり、

「会社に雇われているから安全」

とは必ずしも言い切れない時代になっているのです。

起業経験を評価する経営者も多い

また、

「起業して失敗したら人生終わり」

と思っている方もいますが、実際にはそうでもありません。

経営者の中には、

  • 自分で売上を作った経験
  • お金を管理した経験
  • 営業した経験
  • 責任を負った経験

を高く評価する人も多くいます。

もちろん、すべての会社がそうではありません。

しかし、「一度失敗したら社会復帰できない」という時代でもないと感じています。

本当のリスクとは何か?

ここで大事なのは、
「リスクは人によって違う」
ということです。

例えば、

年収300万円の人と、年収1500万円の人では、独立のリスクは当然違います。

また、

  • 独身か
  • 家族がいるか
  • 子育て中か
  • 住宅ローンがあるか

によっても変わります。

だからこそ、
「起業は危険」
と一括りにするのではなく、

  • 自分にとって何がリスクなのか
  • 本当にそのリスクは大きいのか
  • 減らす方法はあるのか

を整理することが大切です。

「動かないリスク」もある

もう一つ考えたいのが、
「動かないことのリスク」です。

実際、50代・60代になって、

  • 役職定年
  • 居場所の喪失
  • 収入減少

をきっかけに、起業相談に来られる方も少なくありません。

もちろん、無理な独立は危険です。

しかし、

「いつかやりたい」

と思いながら何もせず年齢を重ねることも、ある意味ではリスクだと思っています。

起業を“怖いもの”として考えすぎない

私は、
「全員起業すべき」
とは思っていません。

会社員という働き方が合っている人もいます。

ただ、

「起業=危険だから絶対ダメ」

という考え方だけで選択肢を閉じてしまうのは、もったいないとも感じています。

今は、

  • 副業
  • 小規模スタート
  • 週末起業

など、リスクを抑えながら挑戦する方法も増えています。

だからこそ、

まずは「自分にとってのリスク」を整理し、フラットに考えてみることが大切ではないでしょうか。

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