9月2日に事業再構築補助金第2回の採択結果が発表されました。採択結果は事業再構築補助金のホームページにて確認ください。
事業再構築補助金の採択結果はどうだったか?今後の見直しポイントは?
下記は、事業再構築補助金のホームページにて発表されている応募数と採択結果です。
採択率は、通常枠は、40.7%、緊急事態宣言特別枠は77.2%となっています。第1回同様に緊急事態宣言特別枠の採択率は高くなっています。
今回、10社以上の支援をさまざまな形でしました
今回は、いくつかの形で10社以上の支援をしました。
- 事業計画書をすべてこちら書く形(採択後の成功報酬)
- 事業者が作成した申請書を添削、アドバイスする形(アドバイス時間に対する報酬)
- 商工会議所等で事業者が作成した申請書にアドバイスをする形(公的機関での無料相談)
結果は、4,500万~500万円の幅広い事業計画書が採択されました。一方で採択されなかった事業計画書もありました。
採択、不採択を比較して感じること
ポイントとなるのは以下の点かと感じました。 申請書のフォーマットやレベル感よりも下記の点の影響が大きいと感じました。
- 事業の実現性
- 事業規模の妥当性
事業の実現性
事業の実現性というのは、申請書に書かれている事業が実現できるかどうかということです。
- 実施体制が事業規模に対して妥当か
- 資金が調達できるか、運転資金があるか
- 売上計画が根拠のある数値を示すことができているか
事業規模の妥当性
事業規模の妥当性とは、申請企業の規模と事業規模が妥当かということです。
一言で言うと、売上規模、財務状況から見て、妥当な投資金額であるかということです。
ただ、単純に売上金額より大きな投資が不採択になるというわけではありません。
- 設備投資など長期に渡って活用できる投資
- 過去の実績から見て、同規模の投資経験がある場合
などは採択されているケースもあります。
第3回に向けて事業計画の見直しを考えている方は
- 補助事業の売上や経費について根拠が乏しい場合には強化する
- 事業規模から大きすぎる投資であると思われる場合には縮小する
- 緊急事態宣言枠は採択率が高いので緊急事態宣言枠で申請できるようにする
- 補助額が少なくなるので事業を見直す
- 第3回から売上減だけでなく付加価値減でも要件を満たすので要件を満たす確認する
- 緊急事態宣言枠が難しければ今回新設された最低賃金枠の要件を満たすか確認する
ご自身で申請書を作成された場合には、商工会議所などに相談を行くのも良いと思います。商工会議所によってサポート状況は異なるので確認ください。
当事務所でも添削やアドバイスの相談は受けていますので、お気軽に相談ください。