前回の記事で「会社を辞めて起業してはいけない」と書きましたが、働いている会社の状況や規則であったり、起業する業種によっては副業的に始めることは難しいケースもあると思います。その場合には、少しでも収入を得れる仕組みを作っておきましょう。
ゼロからのスタートはきつい、少しの収入源の確保が気持ちの安定につながる
起業をしてもすぐに収入を得れないケースがほとんどです。独立前に貯金をしていても起業をすると無収入どころかマイナスになりますので、少々の貯金ではあっというまに尽きてしまいます。月に5万円でも安定した収入源があるのとないのではお金の減り方が大きく変わります。また、本業以外の収入源があれば、買い叩かれて安く仕事を請け負ったり、したくもない仕事を請けてしまうということをせずにすみます。また、事業全体の方向性についての判断をする際に正しい判断ができる気持ちの余裕ができます。
では、起業前に得ることのできる安定収入とはどのようなものがあるのかということをまとめてみました。
ブログやアフィリエイトによる広告収入
ブログやアフィリエイトをすることで一定の収入を得ることができます。生活するまでの収入を得ることはできませんが、1年間ブログを書き続ければ数万円程度の広告収入を得ることができます。私もこのブログとは別に会社員時代に書いていたブログがありますが、何も更新していなくても数万円の収入があります。
では、どのようにすればよいのかということはここは説明する場ではないので、調べてみてください。もし、必要であれば、私が運営している「コワーキングスペースUmidass」にてネット関連のサポートサービスをしています。遠方の方もSkype等で対応ができますので、お気軽にお問合せください。
家賃等の不労所得
ブログやアフィリエイトに比べると難易度が格段に上がりますが、マンションや駐車場等の家賃収入というものがあります。
新たに投資用のマンションを購入するというのは非常にハードルが高く、リスクもありますが、あなたが若くて長期的な視点を持っているなら。という前提で私の知人の話を紹介します。学生時代に一人暮らしのマンションを購入して、卒業はそのマンションを貸し、就職後も一人暮らし用のマンションを購入し、返済が完了したらそのマンションを人に貸し、20代半ばに少し広めのマンションを購入し。。という形で複数のマンションを所有している人がいます。家賃を払うような形でマンションを購入していく形なのでかしこい方法だなと思います。(現実的には学生時代に親のアドバイスが無いと始めるのは難しいでしょうが。。)
必要な時にできるアルバイトを確保しておく
何もせずに安定収入というのは正直なところ、なかなかハードルが高いです。安定収入というと少し違うかもしれませんが、必要な時にできるアルバイトを確保しておくというのも一つの方法です。仕事の空き時間や休日にアルバイトをして生計を立てている事業主というのは少なくありません。
知人の会社等で雇ってもらえるということなどがあれば、楽ですが、なかなかそういう関係の人もいないでしょうから、簡単なのは派遣への登録です。1日単位での仕事も見つけることができ、逆に本業が順調なタイミングでは仕事をする必要がありません。
固定のお客さまを掴んでから起業/前職から仕事を請けておく
アルバイトという形ではなく、固定のお客さまを確保できた時点で起業するという方法も手堅いです。ちなみに「独立したら仕事回すよ」みたいな軽い言葉はあまり信じない方がよいです。いざ、起業してみると仕事を回してくれないケースも多いです。契約をする等、しっかりと確保しておくことが大事です。
また、現在の会社との関係が良い場合には、そこから仕事を受注しておくという方法もあります。こちらも注意点があり、気づけばサラリーマン時代よりも体の良い金額、時間で使われてしまう場合もあります。実際にそういう事例を見たケースも多いです。